「働き方改革」と情報共有

今日は連載「グローバル経営は幻想か?」はお休みです。

 

最近「働き方改革」という言葉が巷に溢れていますよね。

逆に改革疲れしている人、そこら辺に多くないですか?

とにかく残業減らせ、定時で帰れ、付き合い残業禁止だ、帰りにくい職場雰囲気をなくせ、でも報告書の納期厳守、業績目標達成、生産性向上はしっかりとやれ、と。

コミュニケーションの向上、風通しの良い組織、意見をどんどん言える環境、上下関係を気にしないで正しいと思うことが言える風土、でもモラルは厳しく、礼儀を失わず、周囲への配慮は忘れるな、と。

やること、気を遣うこと、多いですよね。

 

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そのなかで情報を職場内で組織内で共有することの必要性は高いと思うのです。

「今僕たちの立ち位置はどこら辺にあるのか?」とか、「何のためにこれをやっているのか?」とか、「これがうまくできたらどんな良いことがるのか?」とか、どんどん仲間に共有することでチームの士気は高まると思うのです、が実際にはとても難しいことですね。

というのも、どんなに言葉を積み重ねても、どんなうまいフレーズを駆使しても、一方通行のコミュニケーションじゃ10あるうち1~2伝われば良いほうだからです。

伝わらないんです、現実には。

ではどうすれば良いか?

それは、逆方向のコミュニケーションの機会や場をできるだけ持つことだと思います。

「情報共有」するぞって大上段に構えるのではなくて、何でも言いたいことを言えるようなツールを使って各自がどんどん自分からメンバー共通の場にメッセージ発信していける工夫をしたいですね。

先ずは組織内でコミュニケーションを自ら行うということのハードルを下げる努力がミドルマネジャーの重要な仕事の一つだと思います。

 


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