組織と自己実現欲求
こんにちは、キャリア・人事組織コンサルタントのトニコバです
満たされた環境にあると人間は自己実現欲求が強くなる、というのはマズローの欲求段階説という言葉は組織人であれば聞いたことが有るでしょう
人間の欲求には5つの段階があるってやつですね
先進国のホワイトカラーの仕事においては究極の5段階目の自己実現欲求を求められている・・・という考えがあるそうです
でもね
「人は最後はカネや名誉ではなく自分の目指すものを見出そうと頑張る」
ということを信奉するのは
少なくともビジネスにおいては
何とも組織にとって安直で安上がりな思想だと思ってしまいます
組織にとっては「自己実現」と言う言葉は良い口実に使えるものじゃないかしら
「地位や評価は時の運」とか
「自分の使命を全うすることが美しい」とか
耳触りの良い言葉を使っていても
周囲から認めてもらいたい(それが評価だったり賞与の算定結果であったり昇進であったり・・・)という欲求が誰しもあって、自己実現と言うのはそのあとにくるものだと思うのです
私は30年のサラリーマン人生の中で
自己実現に向けてひたすら邁進する、なんて人を
あまり見たことがないものですから・・・
皆さんはどうでしょうか?
組織の中では人はやっぱり地位や評価を追い求める生き物ではないでしょうか?