セルフ・キャリアドックについて 所感
こんにちは、キャリア・人事組織コンサルタントのトニコバです。
「セルフ・キャリアドック」は国から助成金が出ることもあり、いろいろな企業から注目うされ始めています。
この制度は従業員のキャリアプランの作成・見直しを支援するために、年齢・就業年数・役職などの節目において、従業員が定期的にキャリアコンサルティングを受ける機会を企業側が設定する仕組みです。
では、従業員個々のキャリアプランに関心が薄い企業に対するアプローチをどうするか?
ここにキャリアコンサルタントの腕の見せ所があると思っています。
聞くところによると助成金目当てに形だけ整えれば良しとするような状況も残念ながら一部あったりするようです。
私は「セルフ・キャリアドック」はあくまで個人と組織の能力向上のための手段であり、目的ではないと思うんです。
「セルフ・キャリアドック」在りきで企業にアプローチするのではなくて、まず社員の意欲向上やラインマネージャーの意識改革をやる必要性を経営層に理解してもらうことからまずアプローチすべきと思っています。
「セルフ・キャリアドック」本来の趣旨に対する経営層のコミットメントがなければ結局先行きうまくいかないと思いますので、いかに経営層を巻き込むかに成否がかかっていると思います。