「働き方改革」と情報共有
今日は連載「グローバル経営は幻想か?」はお休みです。
最近「働き方改革」という言葉が巷に溢れていますよね。
逆に改革疲れしている人、そこら辺に多くないですか?
とにかく残業減らせ、定時で帰れ、付き合い残業禁止だ、帰りにくい職場雰囲気をなくせ、でも報告書の納期厳守、業績目標達成、生産性向上はしっかりとやれ、と。
コミュニケーションの向上、風通しの良い組織、意見をどんどん言える環境、上下関係を気にしないで正しいと思うことが言える風土、でもモラルは厳しく、礼儀を失わず、周囲への配慮は忘れるな、と。
やること、気を遣うこと、多いですよね。
そのなかで情報を職場内で組織内で共有することの必要性は高いと思うのです。
「今僕たちの立ち位置はどこら辺にあるのか?」とか、「何のためにこれをやっているのか?」とか、「これがうまくできたらどんな良いことがるのか?」とか、どんどん仲間に共有することでチームの士気は高まると思うのです、が実際にはとても難しいことですね。
というのも、どんなに言葉を積み重ねても、どんなうまいフレーズを駆使しても、一方通行のコミュニケーションじゃ10あるうち1~2伝われば良いほうだからです。
伝わらないんです、現実には。
ではどうすれば良いか?
それは、逆方向のコミュニケーションの機会や場をできるだけ持つことだと思います。
「情報共有」するぞって大上段に構えるのではなくて、何でも言いたいことを言えるようなツールを使って各自がどんどん自分からメンバー共通の場にメッセージ発信していける工夫をしたいですね。
先ずは組織内でコミュニケーションを自ら行うということのハードルを下げる努力がミドルマネジャーの重要な仕事の一つだと思います。
働き方改革と意識改革
人は理屈通り動かない
こんにちは、キャリア・人事組織コンサルタントのトニコバです
年末にかけていろいろな企業の方とお話しする機会があったのですが、
組織の活性化や組織能力の向上など
ご自身の所属している組織がもっと活力があって自律的な姿になってほしい
という要望されている声が多く聞こえてきました
制度も作り
プログラムも作り
情報提供も頻繁に行い
・・・
でもうまく回らない
期待通り人が動いてくれない(-_-;)
という悩みが多かったです
お話を伺った皆さんは大変有能な方で頭も良く論理的な方が多いのですが
一つ気づいたことが有りました
人は理屈通り動かないんです
人は誰だって「やりたいこと」「やりたくないこと」があるのですが
それら人の気持ちを理解した上で制度や職場環境を作り上げていかないと
ただの上からの押し付けになります
世の中の数多ある企業で「働き方改革」が挫折しているのはそういうところにあるのではないかと思います
メリークリスマス!
メリークリスマス! キャリア・人事組織コンサルタントのトニコバです
「メリークリスマス!」と言うのか
「ハッピーホリディー!」と言うのか
喧しいアメリカですが
商業主義に毒されていると非難されていようが
世のオジサンたち同様に忘年会と称して毎日飲んだくれて
「メリークリスマス!」と言っている今日この頃です・・・(-_-;)
飲んで騒いでいるとみんな自分の言いたいこと喋り続けて
「誰もきとらんがなぁ~」と言う状態が続きますが
喋りたい人はそれはそれで満足して
聞きたくない人はそれを聞き流して食べて飲んでいる
まぁ、それはそれで良いんでしょう
ビジネスシーンでもそんな飲み会の立ち位置がそのまま反映されているようで面白いですね
仕事の席で良く喋る人は飲んでても良く喋る
上から目線の人は飲んでも上から目線
人格者は・・・
やっぱり人格者ですな
ではでは!(^^)!
転職市場の今
こんにちは、キャリア・人事組織コンサルタントのトニコバです
昨日、ヘッドハンティング業界20年のベテランの方にお会いする機会がありました
「最近どうですか?」と聞きましたら
「 忙しくて、忙しくて、もう大変 」との答え
「へぇ~、それは良かったですね。景気が良いんですね」と返したら
「 いやぁ~、実はこの業界、40代から50代前半のバリバリやっていらっしゃる方がターゲットになるんですが、転職市場が今活発なものですから、求めている企業にとってふさわしい良い人材がなかなか取れないんですよ(-_-;) ですから企業ニーズに合わせた人材探しに大変なんです 」
とのこと
「へぇ~、でどんな対応取られているんですか?」
と聞いたところ、次のコメントが
「 今は多少難ありってスペックの方をも攻めています 」
つまり、例えば5つの条件があっても3つマッチすれば良しとする、みたいな感じで探しているそうです
「 ですからね、トニコバさんでも大丈夫です 」(ちょっと失礼ですよね)
ついこの間までは条件に合う人材はすぐにヘッドハンティング市場で見つけられたのが
今はとても厳しい状況になっているそうです
というか、網にひっかる前にさっさと自分で決めて転職されているんでしょうね
この状況は年明けても続くのかしら?
非連続的成長について
こんにちは、キャリア・人事組織コンサルタントのトニコバです
今の日本企業で着実な右肩上がりの事業成長を遂げているところって数少ないと思います
特に安定した事業基盤を持ってはいるがほとんど成長せずに横ばい状態で踏みとどまっている企業というのはたくさんあるのではないでしょうか
私も以前サラリーマン時代に
「ちょこっと現状を改善するのではなくて飛躍的成長を果たすための非連続的な改善(言い換えれば『超変革』・・・この言葉、タイガースの金本監督が使ってましたね)をやるべし!」と
上席からさんざん言われてきました
当時は「言っている人は意味わかっているのかな?」と思いながら
私は無い知恵絞ってた時期がありました
今の延長線上にない成長を遂げるためには
今のビジネスモデルにとどまっていては非連続的成長なんて絶対無理
今のビジネスモデルにルール変更を巻き起こすパワーが必要ですよね
「ルール変更」を考えるのが事業企画やマーケティングの機能だと思いますが
今の枠組みを超えた発想ができる人を身近であまり見たことがない・・・
それができる人に自分がなるしかないか(-_-;)